ドライマウス(口腔乾燥症)

2015.1.1ドライマウス(口腔乾燥症)は、中高年女性に多く、原因はストレスや老化など様々です。唾液腺は自律神経の支配を受けていて、緊張すると唾液が出にくくなります。ですから、ストレスで緊張が続く方は要注意です。意外に多いのは、薬の副作用。唾液の分泌を減らす副作用がある薬は珍しくありません。シェーグレン症候群(自己免疫疾患)は、免疫細胞が自分の唾液腺を「異物」として攻撃し、唾液が出にくくなります。原因は一つと限らずいくつもの要因が複合していることも多くあります。

乾いた食品が呑み込みにくいほか、舌や口内粘膜がこすれて傷つき痛んだり、口の中にある、あるいは、外から入ってきた細菌などが洗い流されずに残るため、虫歯や歯周病が増える、感染症にかかりやすくなるといった問題があります。

老化が原因の場合は、噛む筋力の低下で唾液が減っていることが多く、口の体操や唾液腺のマッサージに加え、毎日の食事をよく噛むという基本的な生活の見直しで改善が期待できます。シュガーレスガムなども勧められています。

ドライマウスカード(飲食禁止の場所で、水やガムが欠かせない重症患者が周囲の理解を求めるためのカード)は、ドライマウス研究会(http://www.drymouth-society.com)に申し込むと無償で送ってくれます。

自助グループ「すずらん」は、http://.sjogrens-syndrome.jimdo.com

komorebi

唾液といえば、先日、唾液アミラーゼによってストレス度をチェックする機会がありました。森林セラピーの前後でどのように変化するのかをチェックしました。

ストレスが交感神経を刺激すると、体内自己防衛反応として唾液アミラーゼの活性が高まると考えられていて、簡単に計測できることから、イベント会場など公の場での活用が多いようです。

0~30ku/L(ストレスなし)31~45ku/L(ややある)46~60ku/L(ある)61~(だいぶある)という目安が示されています。

主催者側の説明では、森林セラピーによって、ストレス度の改善が図れるということでした。

少しドキドキしながら計測した結果、数値は33。「まあこんなものかな」と気にも留めず、森林の中へ。雲一つなく風もない青空のもと、木々の合間から次々と姿を現す富士山、八ヶ岳、南アルプスなどの遠くの山々に心奪われながら、様々な枯葉の香りに包まれて、至福の時を過ごすことができました。途中、ふかふかの枯葉の上に寝転んで眺める枝が、真っ青のキャンパスいっぱいに広がる自然の描写に時を忘れてしまうほどでした。大自然のエネルギーが体の中をぐるぐると駆け巡り少し興奮して身体がほてるような感覚、歩き始めた時とは比べ物にならないほどの唾液の量を感じていました。部屋に戻り、唾液アミラーゼチェックをすると、なんと145を超える数値。あまりの変化に、主催者側の方々は説明もできない様子(笑い)

そういえば、私の健康講座に参加してくださった方からこんなお話を伺ったことがあったのを思い出しました。

一人暮らしの70才くらいの女性の方でした。

特に、健康上の問題も痛むところもなく、好きなことをして好きなものをおいしく食べて、困らないほどにほどほどの貯えもあり、毎日、ゲートボールで近所の方々と楽しいひと時を過ごし、夜はぐっすりと眠り、何のストレスもなく、自分は幸せ者だと思っていました。ある時、町の代表として、県のゲートボール大会に出場する機会がありました。その大会の会場で、選手全員が唾液アミラーゼチェック(ストレス度チェック)を受けました。健康促進の目的で、県の職員がチェックをしていました。そこで「ストレスがありますね」と言われました。自分は健康や日常生活に影響するようなストレスはないと思っていたのに、「ストレスがある」と断言されたことが気になって、その日から体調を崩してしまいました。

・・・何ともお気の毒なお話で、健康促進であるはずのものが、逆効果になってしまったわけです。

「ゲートボール県大会の直前で、少し緊張していたせいかもしれませんね。頑張ろう、良い結果を出そうと思うと、多少の緊張はしますから」というと、「そうですよね。どこか悪いところでもあるのかと思ってしまいました」と返してくださった笑顔を思い出します。

 

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